#お墓から見たニッポン 9-2天下の大泥棒【石川五右衛門 伝説】~秀吉に放った「本当の大泥棒は、天下を盗んだお前だ」の意味とは?信長の墓の側になぜ!? #石川五右衛門 #織田信長 #本能寺の変


テレビ大阪

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#中野信子 #朽木量 #カジポン・マルコ・残月 #坂本七菜 

season9では、歴史上の人物たちは、何を信念としていたのか?
また庶民たちは、戦乱や大災害の時代にどんな「信念」を持っていたのか?お墓から見えてくる当時の想いを、考古学・民俗学・脳科学の視点で感じ取り、新たなニッポンの歴史を探り出していきます。

Episode2
秀吉を脅かした天下の大泥棒
石川五右衛門(1558?-94)

丹後国の豪族丹後石川氏の出とする説がある。
羽柴秀吉(豊臣秀吉)の謀略で父が謀殺され、
落ち延びた次男こそが後の石川五右衛門という。

大泥棒でありながら庶民からは愛された
“アンチヒーローの信念”とは!? 
そして秀吉に向かって吐いた
「お前こそが、天下を盗んだ大泥棒だ」の意味とは!?

●石川五右衛門の墓 大雲院(京都市東山区祇園)
1594年8月23日、京都三条河原での処刑は他に例がない見せしめの“釜茹での刑”。彼は自分が絶命するまで、釜の中で我が子を両手で抱え上げていたという。処刑前、市中を引き回された五右衛門が大雲院の前を通りかかった時、貞安上人が「必ず墓を建てて供養する」と約束したという。

●織田信長と五右衛門の関係は?
この大雲院こそが、時の正親町天皇が本能寺の変で斃れた織田信長・信忠親子のために建てた寺だった。信長親子の大きな墓の近くに建つ五右衛門の墓と秀吉に吐いたあの言葉。その2つは本当に偶然なのだろうか?このお墓の前に立つと、そうは思えない気がしてくる。信長親子に見守られるように建つ五右衛門の墓。そこには何かの意味があるのでは?
戦国時代を生きた庶民たちの信念とは?

●戦国時代を生きた庶民の信念とは?
戦国時代末期、織田信長の天下統一が近づき、
戦乱はさらに激しさを増していた時代、生駒地方では、
「十三仏信仰」が流行する。生前に自分で墓を建て
33回忌までを自ら供養したのだ。

●みんなでお金を出し合い墓を建てる
「石福寺」(奈良県生駒市)には、「十三仏板碑」という庶民の墓がある。
「天正2年」(1574)と刻まれ建てた人の名前が10人刻まれている。

●戦乱の時代だからこそ
その隣には、慶長五年(1600)、まさに関ヶ原の戦いの直後に建てられた「十三仏板碑」も並んでいる。最初の「十三仏板碑」から26年後。村内では代替わりしていて、親の代に建てたものを自分たちもという思いで子の代が建てたのだろう。しかし、このように繰り返し建てられていた生前墓も、江戸時代に入るとピタリと終わる。「いつ死ぬかもしれない」と感じていた戦国時代が終わりを告げ、庶民たちは「死」よりも今を生きること目を向けるようになったのかもしれない。



スポゲル

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