明治維新の原点は“毛利元就の継母”にあり!?お墓に刻まれた“動乱の時代”を生きた証とは…「加登SPECIAL お墓から見たニッポンSEASON8」放送決定!

 

テレビ大阪「加登SPECIAL お墓から見たニッポンSEASON8」3週連続放送 初回は8/13(火)午後2時35分から!

歴史上の偉人たちや庶民のお墓を、民俗学・考古学・脳科学の観点から改めて掘り下げていくと、当時の日本人たちの想い・感情など「知られざるニッポン」の姿が見えてきます。

今回のSEASON8では、動乱の時代にこそ生き生きと輝いた男たち、そして動乱に巻き込まれた庶民たちのお墓から見えてくる当時の想いを感じ取り、新たなニッポンの歴史を探り出していきます。

©テレビ大阪©テレビ大阪

テレビ大阪で過去7シーズン(21回)にわたって放送された「お墓から見たニッポン」、待望の第8弾が放送決定!

この番組では偉人や庶民のお墓を訪ね、その歴史を通じて日本人が脈々と受け継いできた、「亡くなられた方を思いやる気持ち」「忘れてはいけない供養の心」を再確認してきました。

 

今回のテーマは「動乱の時代を生きた証」。

日本の長い歴史の中で、幾度となく繰り返されてきた動乱の時代…

この時代を生き抜いてきた偉人たちのお墓を3週にわたって巡り、刻まれた彼らの生き様を探ります。

後半は、その動乱に巻き込まれた庶民のお墓へ。

いつ自分が死ぬか分からない中で、庶民たちはどう生き、石仏や墓にどんな思いを込めたのか?

考古学・民俗学・脳科学の視点からお墓を見ると現れる「知られざるニッポン」の姿を紐解きます。

 

【出演者】

〇中野信子(脳科学者・東日本国際大学特任教授)

〇朽木量(考古学者・千葉商科大学教授)

〇カジポン・マルコ・残月(墓マイラー)

〇坂本七菜(フリーアナウンサー)

 

  • 国人領主から中国地方を支配する戦国大名へと駆け上った「毛利元就」

毛利博物館 蔵毛利博物館 蔵

初回は、一代で小さな国人領主から中国地方の六ヶ国を支配する戦国大名へと駆け上った毛利元就のお墓へ。

 

◆天涯孤独の少年を救った養母の無償の愛

明応6年(1497)、安芸の国人領主の次男として誕生(幼名・松寿丸)。4歳で実母が亡くなり、10歳の時には父・弘元も亡くなる。さらに、この隙に家臣によって所領を横領され、城から追い出されてしまう…。そんな松寿丸の困窮した生活を支えたのが、継母であった杉大方(すぎのおおかた)だった。幼少の松寿丸を不憫に思い、実家に戻らず、他家の妻になることもなく、松寿丸の養育に専念したのだった。

この経験が元就に与えた影響は大きく、本人も息子らへの書状で感謝を述べたほど。

幾度もの危機を乗り越え、西国一の戦国大名へと変貌を遂げた元就の原点は、杉大方から得た無償の愛だったのかもしれない。

 

【毛利元就の墓(広島県安芸高田市)】

一行は、毛利氏の居城だった吉田郡山城内にある元就の墓へ。

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1本の「木」が墓標!?

なんと、後ろの「木」が墓標として植えられているということで、考古学者の朽木教授もその珍しさにびっくり。

この木は「ハリイブキ」という、中国原産の日本では非常に珍しい種類。なぜ、この木を墓標にしたのか…ハリイブキが持つ伝承から、その理由を解き明かす。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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恒例!墓マイラー、

カジポン・マルコ・残月さんによる

「ソウルトーク」も。

 

 

 

 

 

 

 

 

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◆「百万一心の碑」の意味

元就の墓のそばに立つ「百万一心」と彫られた碑。

城の改修時、元就が人柱の代わりに「百万一心」と彫った石を埋めさせると難工事が上手くいったという。

文字を分解すると『一日 一力 一心』と読むことができ、その意味は「日を同じうにし、力を同じうにし、心を同じうにする」ということから、「皆で力を合わせれば何事も成し得る」という一致団結の大切さを伝えているとされる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆養母・杉大方のお墓

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すぐ近くには、元就を育て上げ、人格形成に多大な影響を与えた「杉大方」のお墓が。五輪塔に囲まれる姿はさながら子どもたちを見守っているよう。地元では「乳母の方」として慕われる彼女がいなければ、その後の長州藩も薩長同盟も、ひいては明治維新さえ存在しなかったとも考えられる。

 

  • 動乱の時代の庶民も生きた証を「庶民の墓 SEASON8」

今回の「庶民の墓」では、動乱に巻き込まれた庶民たちがその時代をどう生きたのか、お墓から探っていく。

第1回では、奈良県天理市にある長岳寺を訪れる。

 

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◆造立者自身が刻まれた「笠塔婆」、その意図は?

824年、空海が開山したとされる長岳寺。

本堂前の細長い笠塔婆には二人の僧の姿が彫られ、左の僧侶が合掌して右の僧(師匠)を拝んでいる。さらに、元亨二年(1322年)の年号と「行春」の名も。

師匠に合掌して拝む僧が行春で、尊敬する師匠を供養するための笠塔婆に造立者自身を登場させることは、通常ではあり得ないという。

なぜ自身を彫ったのか、その背景には笠塔婆が建てられた鎌倉時代末期の情勢が。

後醍醐天皇が打倒幕府を打ち出した当時の“動乱の時代に突入するかもしれない”という庶民の危機感が、行春や在家の信者たちを駆り立てたと推察される。造立の代表者として師匠を拝む姿を刻むことで見えてくる、一つの「誓い」とは?

 

  • 番組情報

番組名:「加登SPECIAL お墓から見たニッポン SEASON8」

放送日時:#1「毛利元就」8月13日(火)午後2時35分~3時4分

     #2「宮本武蔵」8月20日(火)午後2時35分~3時4分

     #3「平清盛」8月27日(火)午後2時35分~3時4分

   HP: https://www.tv-osaka.co.jp/sp/ohaka_nippon/

 

★テレビ大阪公式YouTubeチャンネルでは過去のシリーズを配信中‼

【お墓から見たニッポン 過去のエピソード】

https://www.youtube.com/playlist?list=PLtu-h0BP6Mk-OEDhSCMDudcSvnOzGaPHm

★放送後、TVerでも配信!

https://tver.jp/series/srvpa9kib5

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