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以下、「パナソニック×三菱マテリアル！精錬委託で目指す資源革命【ガイアの夜明け】 」の概要欄より
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瀬戸内海に浮かぶ香川県・直島。アートの島として有名だが、実はもう1つの顔が…。それが、100年以上の歴史を持つ三菱マテリアルの「直島製錬所」だ。世界でもトップレベルの精錬技術を誇るこの製錬所には、家電などから回収された大量の電子基板が集められ、そこから金・銀・銅が抽出されていた。「手間と時間とお金がかかる」と語るのは、同社の古賀沙織さん。古賀さんは学生時代から資源循環に興味を持ち、三菱マテリアルに入社後も、そのビジネス化に取り組んできた。
そんな古賀さんが全幅の信頼を置くのが、田島章男さん。田島さんはパナソニックのリサイクル事業を担うパナソニックETソリューションズの所属。実は、古賀さんと田島さんは、2社の共同プロジェクト「PMPループ」を推進するリーダーなのだ。
パナソニックが家電リサイクル工場に集められた4つの家電（冷蔵庫、洗濯機、テレビ、エアコン）から電子基板を回収。回収された基板は、破砕や鉄・アルミの除去など前処理をした後、三菱マテリアルの直島製錬所に送られ、そこから金・銀・銅を抽出。再びパナソニック製品の部材として戻されるという、まさに資源循環のループを実現する試みだ。2011年の開始以来、累計で、金1.1トン、銀33トン、銅8100トンを回収する実績を挙げている。しかし現在は、パナソニックの4種の家電だけを扱う小さなループに過ぎない。
資源が少ない日本で、都市鉱山をより多く回収して、循環のループに乗せるには、どうすればいいのか？「多くの資源を海外からの輸入に頼っている日本にとって、供給が途絶えても産業に支障がでないように、資源循環のループを構築したい」と意気込む田島さん。
他社の小型家電もそのループに入れるため、交渉に乗り出したが…果たしてその結果は？
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