1984年に地元オハイオ出身の俳優ジェイミー・ファーの名前を冠してスタートした大会。コースは戦略性豊かで、リンクス風のバンカーが選手たちを悩ませる。このバンカーに捕まれば一気にスコアを崩す可能性があり、ティーショットでしっかりとフェアウェイをキープすることが鉄則。例年攻撃的なゴルフによるバーディ合戦が繰り広げられる大会である。2021年にマラソン・クラシックの大会名で畑岡奈紗が優勝している。
日本勢からは渋野日向子、西郷真央、西村優菜、勝みなみ、吉田優利が出場予定。今大会を放送・配信するWOWOWが事前インタビューを行った。
■渋野日向子
Q.先週のメジャー大会ではしっかり後半伸ばして戦いを終えました。まずは振り返ってもらえますか?
「悔しい結果にはなったと思いますけど、とりあえず予選を通過して最後まで戦えたのは良かったと思うし、最終日の後半はノーボギーのアンダーで回れたので良かったと思います」
Q.古江選手が優勝されましたが、それについてはどう思いましたか?
「勝つべくして勝った選手だと思うんで、不思議に思わなかったというか。いつか絶対メジャーを勝つ選手だと思っていたので、それがエビアンだったなぁという感じで、すごく自分にとってもうれしかったし、自分も頑張ろうと思いました」
Q.エビアンから今週にかけて時差も結構ありますが、体調や時差ぼけはどうですか?
「全然大丈夫だと思いますけど、今日も朝からだったし(笑)。今までに回ったことのあるコースなので、ちょっと気楽には入れるかなと」
Q.毎年この試合は伸ばし合いですが、どのあたりがキーポイントになりますか?
「やっぱりグリーン上が勝負になってくるかなと思いますし、ショットも重要ですね。グリーンも小さいところもありますし気をつけなきゃなと」
Q.今週に向けて意気込みをお願いします。
「良い感覚でここまで1カ月ぐらいは来ていると思うので、しっかり一打一打に集中して。予選を通過して上の方で戦えるように、気を引き締めて頑張ります」
■西郷真央
Q.まず先週のメジャーを改めて振り返っていただけますか?
「ショットは比較的4日間高いレベルで維持できていたかなと、その点はすごく評価できるところかなと思います。後はなかなかやっぱりパッティングが決まらなくて上位に行けなかったので、もったいなかったなという感じです」
Q.フランスからアメリカへの連戦ですが、体調や時差ぼけは大丈夫ですか?
「若干時差ぼけが少し残ってるんですけど、体調の部分はすごく良い状態だと思うので、引き続きこのまま体調を維持できたらいいなと思います」
Q.過去9試合でトップ10が3回ありますが、ゴルフの調子としては最近どのように感じていますか?
「なかなかパッティングが噛み合わない試合が多いなと思うので、もう少し上がってくれれば優勝争いがもっとできると思うんですけど。今はそれが自分の中で1番課題だと思って、もう少し最後を決めきれるようになればなと思っています」
Q.このコースは初めてだと思いますが印象はどうですか?
「比較的、平らが多くてグリーンも小さくて。気にするべきはグリーンに乗せるまでのショットで、どれだけ大きなミスをなくパーオンできるか、ということだと思います。特にアウトコースはそんなに大きなアンジュレーションもなかったんですけど、インコースのほうは傾斜が強かったりするホールもあるので、そこは外しちゃいけないところに外さないというマネジメントをしたいなと思います」
Q.最後に今週に向けて意気込みお願いします。
「今週もしっかり4日間、自分がしたいプレーができるように頑張りたいと思います」
■西村優菜
Q.先週のメジャーでの4日間を改めて振り返ってもらえますか?
「ショットがすごくひどい感じで、なかなかクリーンオンできずだったので、エビアンはショットで勝負しないとなかなか…ですね。グリーンの傾斜も強くて難しいコースではあったので、結構しんどいというか厳しい戦いになってしまいました。ただ、パッティングにカバーできた部分があったので、4日間戦えたというのは良かったのかなと思います」
Q.フランスからアメリカに移動しての連戦ですが、体調や時差ぼけはいかがですか?
「昨日まではやっぱり疲れもあったんですけど、結構夜もしっかり寝れているので大丈夫です」
Q.ショットが良くないという話がありましたが、特に注意している部分はありますか?
「特に決まったところがなくて、ずっと考えながらやっている感じではあるんですけど、なかなか注意すべき点が決まってこない、というところがあるかなと思います」
Q.このコースは初めてだと思いますが、印象はどうですか?
「グリーンが小さくて、グリーンに乗せればバーディーパットが結構打てるのかなと。まだハーフしか回っていないので何とも言えないですけど、そういった意味ではショットが大事になってくる大会なのかなという印象がありました」
Q.最後に今週への意気込みをお願いします。
「ショットを何とかまとめて試合をしたいなと思いますし、とにかく4日間しっかりプレーができるように頑張りたいと思います」
■勝みなみ
Q.先週のエビアンは4日間を戦い終えました。まずは振り替えてもらえますか?
「まずは初日にスコアを伸ばしたかったんですけど、3オーバーで予選通過もどうなんだろうという意識がありつつ、それでも諦めずに3アンダーでギリギリ予選を通過できて、それから２日間色々と試すこともできました。成績的にはあまり良くなかったんですけど、色々と掴めた部分もあったので良い週だったと思います」
Q.特に掴めたのはどのあたりですか?
「最終日とかにいろいろと試して。かかと重心が私はすごく合っているので、かかと重心で打ったりとかして。昔得た知識を色々と試していたら、バックスイングは下を滑らせるようなイメージでいたら、リズムが取りやすくて自分はすごく良かった思い出があって。それを意識して最終日はちょっとやったり。こちらに来てからも練習ラウンドもすごく良い感じでできていたので、それを続けたいなと思っています」
Q.先週の最終日は古江選手の応援にも駆けつけていましたが、優勝をどう感じましたか?
「本当に鳥肌が立ちましたね。泣きそうになったんですけど、でも私が泣くのも何か違うかなと(笑)。古江ちゃんが泣くのはうれし泣きなのですごく良いのですが、自分がというのはちょっとアレだったので、我慢して。シャンパンファイト、優勝したときにメジャーでみんなやってるじゃないですか。だからそういうのも一回経験してみたい、見てみたいなと思ってきたので良い経験だったなというか。本当に刺激になったなという感じでした」
Q.今週はどのあたりがキーポイントになりますか?
「やっぱりグリーンが小さいので真ん中につければバーディーチャンスみたいな感じもあったりすると思うので、そういったコース戦略だったり、ロングホールで2オンを狙えるところもありますし、ウェッジで打てるホールもいくつかあると思うので、そういうところで確実に取っていくというのが必要かなと思います」
Q.今週に向けて意気込みをお願いします。
「とりあえず4日間回ることが最優先なので、まずは初日に良いスタートダッシュが切れるように頑張って、2日目も良い位置で予選を通過して4日間優勝争いを出来るようなプレーができたらと思います」
■吉田優利
Q.ダウ選手権から2週間のオフがありましたが、何をして過ごしていましたか?
「日本に帰って練習をしていました。なるべくコースに行って芝の上で練習したり、暑かったんですけどレンジではなくコースに行くようにしました」
Q.技術面やトレーニングなどで入念に取り組んだことはありましたか?
「やっぱりパッティングの部分はしっかりとやって。距離感を合わせてという練習をしてきたんですけど、やはりこちらのグリーンはすごく難しいなと思います」
Q.このコースはドッグレッグも多かったりグリーンも小さめかなと思いますが、スコアを出すためにポイントはどのあたりになりますか?
「やっぱりセカンドショットをしっかり載せたいなとは思いますし、パッティングもしっかりとライン読みをしなきゃな、と思いますね」
Q.パッティングに取り組んできたとおっしゃってましたが、ポアナ(芝)が今週は入っていますが、どうですか?
「なんかポコポコするなとは思ってたんですけど、でもきれいはきれいなので、しっかりとストロークをうまくできればいいかなと思います」
Q.今週に向けての意気込みをお願いします。
「久々の試合の感じがするのでしっかり自分のゴルフをしつつ、スコアを伸ばして行けたらいいなと思います」
◆◆◆◆◆【ＷＯＷＯＷ LPGA 放送・配信スケジュール】◆◆◆◆◆
「デーナ・オープン」
◆放送情報
＜第1日＞ 7/19（金）午前1:00～［WOWOWライブ］
＜第2日＞ 7/20（土）午前1:00～［WOWOWライブ］
＜第3日＞ 7/21（日）午前3:00～［WOWOWライブ］
＜最終日＞ 7/22（月）午前2:00～［WOWOWライブ］
☆ＷＯＷＯＷオンデマンドにて『日本人選手専用カメラ』ライブ配信！
◆開催コース
アメリカ・オハイオ州 ハイランド・メドーズGC
◆注目選手
渋野日向子、西郷真央、西村優菜、勝みなみ、吉田優利、野村敏京、リン・シユ、マヤ・スターク、ユ・ヘラン、リン・グラント、カリー・ウェブ、ヤニ・ツェン
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