【解説】入浴時のヒートショックに注意 若い人でも危険…血圧の急上昇と急低下に繋がるNG行為とは?

読売テレビニュース

以下、「【解説】入浴時のヒートショックに注意 若い人でも危険…血圧の急上昇と急低下に繋がるNG行為とは? 」の概要欄より

10日朝も近畿各地は寒い朝になりました。朝晩の冷え込みが厳しくなるこの時期、 入浴時の「ヒートショック」に注意が必要です。きょうは予防法についても詳しくお伝えします。

 最低気温2.3度と寒~い朝を迎えた奈良公園。

 「寒いですけど、シカのかわいいところを見られると思ったら、寒いけどワクワクします」
 「寒いほうが気合入る。写真撮るのは。これから冬の本番になるので、きれいな景色が撮れたらと良いかなと思っています」

 大阪市内でも最低気温は4.8度まで下がりました。

 「急に冷え込みましたね」
 「寒いです。すごい。もうちょっと色々中に着てる感じです」
 「鍋ばっかり、毎日でもあきへんね。お風呂屋さんもよく行くように… やっぱりあったまるので」

 そう、こんな寒い日に恋しくなるのが…。

 温泉ですよね!

 堺市にあるハーベストの丘では、寒さが苦手なカピバラたちに、お風呂でのんびりしてもらおうと、毎年恒例の「カピバラ温泉」を12月6日から始めました。

  カピバラも気持ちよさそうに入るお風呂ですが、私たちはこの時期の入浴には注意が必要です。

 ヒートショックに詳しい東京都市大学・早坂信哉教授
 「今年の場合は、秋から急に暖かい時期から急に寒くなったということもあり、体が十分に(寒さに)慣れていないということがあります。そのためによりヒートショックが起きやすいと考えています」

 急激な気温差が原因で起きる「ヒートショック」

 東京都市大学・早坂信哉教授
 「高齢の方は、血圧が上がって起こるヒートショックが危険です」
 「入浴事故そのものは高齢の方が圧倒的に多い。そうはいっても若い方でも事故にあう方はいます」

 高齢者だけではなく、実は若い人も注意が必要だということです。

 「若い方は特に動画などを長時間湯船で見たりしていると、血圧が下がりすぎる危険性があります。場合によっては、浴槽におぼれるという大きな事故につながることがあります」

 そして、最も注意が必要なのは…。

 「若い方は特に湯船から出る瞬間が危ないです。」

 対策は脱衣所や浴室を暖め、温度変化をなくすことなどとされていますが、さらに気を付けなければいけないコトは!?

■ヒートショックに注意 今週末冷え込み

 (渡邉幹也アナウンサー)
 最近寒くなってきまして近畿各地でも冷え込みが予想されているのですが、大阪市の最低気温を見てみますと、13日の土曜日にかけてかなり冷え込む予想になっています。

 このような寒い季節に気をつけなければならないのがヒートショックです。

 急激な血圧の変化によって、心筋梗塞や脳卒中、失神などを引き起こす健康被害のことを指します。今年の秋は短く、一気に寒さが来た印象がありますが、体が寒さに慣れていないため、より注意が必要だということです。

■若くても危険 2つのケース

 まずはこちらをご覧ください。実はヒートショックには2つの種類があることをご存じでしょうか。

 山型ヒートショックと谷型ヒートショックという2種類があります。

 こちら(山型)が皆さんがよく知っているヒートショックだと思います。暖かい部屋から寒い脱衣所などに移動した時に血圧が一気に上がり、血管が収縮して血圧が上がるというものです。これによって脳卒中や心筋梗塞などを引き起こすことがあるということです。対象となるのは高齢者や高血圧の方に多いのが、この山型ヒートショックです。

 もう一つは谷型ヒートショックです。これは長時間の入浴や飲酒後の入浴で長風呂をした際に血圧がぐっと下がってしまうものです。それによって浴槽から出る時に失神などをしてしまうことがあります。

 ちなみに全身浸かるよりも半身浴の方が危険性は少ないということでした。

 最近で言いますと、若い方は浴槽までスマートフォンを持っていき、ドラマ見たり音楽聴いたりすることが危険につながるので注意をしてください。こちらに関しては持病は関係なく、若い人にも増えているということです。注意をしてください。

 ここで教授に聞いたヒートショックになりやすい入浴時の NG行動を挙げてみました。

■普段の生活がリスクに

 ・電気代を気にしてエアコンはリビングだけ
 ・寒いのでお風呂は熱めに
 ・浴槽からそのまま出てしまう

 結構な確率で当てはまると思います。では、対策はということですが、こちらです。

 まず脱衣所も暖めることが大切です。移動時にはスリッパを履くことも効果的です。

 トイレも危険です。寒いトイレで息むことで血圧が一気に上がり、ヒートショックを起こしやすくなります。

 続いて、お風呂の温度ですが、40度くらいが良いとされています。また、浴槽からそのまま出るのは危険です。対策としては、出る前に手を冷やしてから出ると良いとされていますので、ぜひ試してみてください。

 ちなみにこれサウナも注意が必要です。暑い場所からすぐに水風呂行くのですが、まずは水を足や手にかけてから入るといいということです。

 皆さんこれから寒くなってきますので十分に注意をしてください。

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