3.オステオパシー専門家による施術の様子を公開します。解説付き
あさか整骨院 院長 小川 智幸 先生
あさか整骨院 小川智幸 院長
20年以上のキャリア、延べ2万人以上の施術実績。部活やクラブ活動での怪我や障害はもちろん、小顔矯正、骨盤矯正から交通事故負傷のリハビリまで幅広く定評があり、地元では人気の先生である。あさか整骨院ホームページ
昭和58年7月生まれ 岩手県一関市出身 鍼灸師 柔道整復師 日本オステオパシープロフェッショナル協会会員 趣味はガーデニングとフィッシング
ここに緊張感があって余裕がなくなってますので…
足は右足が短くなってましたね
なってます、はい
これは足自体が変形まではいきませんが、傾向がありますので…
結構捻挫の癖があったので
あるんですね。もう傾きが全然違いますよね。それがフォームの癖。歩く癖で更になっていくので…
あぁ~、なるほどぉ~
だから治りようがないんですよね。その構造自体を治していかないといけない。通常は5~6回施術すると大きく変わるので。でも癖なんで治さないんですよね、皆さん。癖なんで気をつければ治っていくんですが。
足の長さはいまので良くんなっていきますね
腸がここから、交感神経がこの部分ですね
ここから神経が内蔵の方に行きますので、ここの部分のこういう硬さがあるとこっちへの影響も出てきます
なるほど
逆に小腸自体に問題があると、背骨に問題が来ることもあります
なかなか痛いですね
はい。で、良くなったっていうのが圧痛とか苦しさがなくなった状態、機能的に良くなってきた感じです。1ヶ月もするとやっぱりその人の生活環境が負担をかけますので、いくら運動やストレッチしても多少戻るので、その部分まで治るのが本当はいいのかなと思うんですが、本当は症状が腰痛かったのが良くなったらオッケーっていうのが皆さん大体で
そうですよね
僕もそれでいいと思うんですけど本当はここまでとれるといいんじゃないかなっていう…
本当はそうしたら食べ物に気をつけたりとか
もうなってきますよね、必ず
めっちゃくちゃヒドイ人とかもいるんですか?
いますよやっぱり、とんでもなく固くてなんとも…僕みたいな細身の人がやるのが中々大変な人もいますがなんとかそれも対応できるように…
なるほど
で、今助骨1番と2番を治療してます
テニス今されるんですか?
今も月2回くらいは…
この部分、2番のところから腕にいく交感神経が関係しているので
腕の循環に血管、動脈静脈の循環に影響します。なので腕使った人は大体この部分に問題がきたされてきますね
痛いっすね
これは僕の治療の中でも一番くらい痛い
そういうことですか
治療は何でもやるので痛くないのもやりますし、痛いのもやりますし、これは痛くないので大丈夫です
頭を起こしてください、背中を矯正します、両膝を立てます、力、完全に背中もリラックスしてください
この状態でいてください
息吸って…はい、吐きます
肩の力を全部抜いてください
3番の所を矯正します、真ん中に寄ります
矯正今みたいにボキッとやる人、少なくなってきてるんですけど、それほど難しいので、やれる人が少なくなってきている。昔の人はバリバリやっていたんですけど
あんまりボキボキやったらアカンとかそういうのは?
やっぱりあります。適量があるのであまりやる必要のないものにやると、かえって良くないケースもありますが、やられた感じでいうと、その場はすごく効果的になりますね。なのでやる場合にも必要があるときに必要なものをやっていく感じですね
痛いっすね~
痛いですかね、なかなかしっかり首は問題が…
ありそうですか?
あるようですね
聞こうと思ったこと忘れました(笑)痛いw
オステオパシーやってる人、大体結構痛くない治療をやる方がですね、やるほうが痛くないようにやったほうがっていう傾向が日本だとあるんですけど、アメリカ人は結構はっきりやります。かなりしっかりやりますし、僕もどちらかというと、しっかりやるほうが好きなので。どっちもできますが。好みはこういうタイプのほうが。
筋膜リリース
これが筋膜リリースの横隔膜が、筋膜リリースのタイプです
ちょっと普通にやるのと少し違うのでオリジナルですけど
この部分が良くなるとお腹と肺の部分、胸の部分との循環に大きく影響していきます。もちろん呼吸がしやすくなってくるので、それによっての影響がある
圧迫してるんですか?横隔膜が?
動かなくなってくるって感じですね。今、吸うと横隔膜が下がって、吐くと横隔膜が上がってって。この運動の振幅が少なくなっていきます
それは僕の日常が良くないんですか?
そうなってきますよね。あとは環境の影響、空気にあまりいいものは混ざっていない。今現在でいうとPM2.5だったり黄砂だったり。特に関西の方はこちらよりも多いですけども、そういったのがあると肺に影響が起きたりするのも一つ原因にもなりますが。基本はやっぱり深呼吸するっていう癖がないっていうのがありますね
なるほどね~
で、姿勢、どうしてもパソコン仕事で前かがみになって圧力かけてしまっていて。やっぱり姿勢が伸びていると呼吸しやすいけど、丸くなっていると呼吸は浅くなりますので。あとはストレスだったりの影響でも大きく関係してきます。で、首が悪いんで首から頚椎3番4番のあたりから、横隔膜を動かす横隔神経が伸びてここに付くので、首が悪ければその神経の影響でもっていうのがあります
なるほど
だから色んな要素があるので、それを大体考えながらやるのがオステオパシーになってきます。なので解剖をよく勉強をしておかないとできないという
繋がりがわからないと?
硬いところやるっていうだけだと整体師レベルでいいんですけど、何でそうなったってわかるのが非常に
そっか、だから他で治らない人が
そうですね、あとテクニック自体も効果的なものが多いので、それだけでも良くなるんですけど、やっぱり本質的には基本部分がしっかりわかってるかっていうのが大事になりますね
カウンターストレイン
今度はカウンターストレインっていうテクニックを使います
この状態だと結構ここが痛さ、これの痛さがこれを筋肉近づけて、緩むポジションに持っていくと痛さが減るので
このポジションを90秒キープすると、ここの問題が減って筋肉が短縮してたのが伸びるようになって、構造自体も良くしてくれるというテクニックですね。これはオステオパシーの基本的なテクニックなので、よく皆さんその辺の治療院でもやってますね
その場所が何でそうなったかは繋がりを見ないといけない、テクニックだけだったらすぐ学べたとしても、全体はわからないということですね
そうなりますね。あとテクニック自体も奥深さがあるので同じようにやっているように見えて全く効果が100倍、1000倍くらい違うときがよくあります
だからさっきみたいに、ただ単にボキってやればいいっていうわけでもないわけですね
全体的に波及するようにやったりとかっていうのも考えながら
確認してみると
首の付け根を触ってもらって、さっきのように。で、もう一回上げてみてください。今度はしっかり入りますよね
はい
このように機能的にも良くなっていきますので、こうなってくると良いかなと一つの判断材料になります