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健康と暦(こよみ)生活|スポゲル広報室 コラム

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健康と暦(こよみ)生活

スポゲル広報室|コラム4

暦(こよみ)と聞くと、何を思い浮かべますでしょうか??
スポゲル広報室は、、、カレンダーです!(^∇^)

そこで、辞典などで「暦(こよみ)」を調べてみると、だいたいの辞典では
時の流れを月、日、曜日で表したものです。という説明が書かれています。

もともと日本では、太陽と月との関係性を保った太陰太陽暦が使われていました。
日本では、太陽だけでなく、お月さまとも仲良く♡という関係でした。





今では、この「太陰太陽暦」が旧暦とか和暦などと呼ばれ、
旧暦の明治5年12月3日を、今、私達が使っている新暦の明治6年1月1日(元旦)と
して改暦を行い、太陽暦(グレゴリオ暦)が使われるようになりました。

「太陰太陽暦」の旧暦と「太陽暦」の新暦では、同じ日であっても、
その年ごとに新暦と旧暦はズレることになり
例えば、「太陰太陽暦」の旧暦の1月1日は、「太陽暦」新暦だと1番早くて1月21日と
なり、一番遅くて2月22日になるそうです。
このズレの平均をとって、2月6日が「太陰太陽暦」の旧暦の元旦としても
約1か月のズレになります。

まもなく令和2年のお正月を迎える時期となりますが
お正月の挨拶に、「初春、迎春、新春」などの言葉があります。
1年の中でも最も寒い時期に、どうして「春」が使われているのだろう??
と、思ったことありませんでしょうか??
それが、この、「太陰太陽暦」である旧暦と「太陽暦」の新暦のズレなのです。





他にも不思議だなぁ~と思ったことがあります。
例えば、3月3日のひな祭りです。





ひな祭りは「桃の節句」とも言われますが、毎年、桃はまだ咲いていません。
ですが、「太陰太陽暦」である旧暦だと、桃の節句である3月3日は
4月7日前後となり、桃の花が満開です!

7月7日の七夕もそうです。これ、例年、梅雨と重なるのですよね~
そしてこれも、「太陰太陽暦」である旧暦だと、8月7日前後で
夏の気持ちの良い夜空となり、織姫様お彦星様が会える率が高くなるわけですよね!





このように、私達が「太陰太陽暦」である旧暦を使っていた頃と
今の、太陽だけの新暦には、このようなズレがあり
これが私達の生活の場面にもいろいろなズレを生んでいます。

例えば漁業は、月の満ち欠けに大きく影響されるというのは
皆さまもご存じのことだと思います。
スポゲル広報室は、趣味の畑仕事をすることもありますが
太陽暦の新暦よりも、花の咲く時期、虫や鳥の出現などと
「太陰太陽暦」である旧暦のほうが、ぴったり!当てはまる、というのは感じます。

例えば農業だと、八十八夜などそうです。
「茶摘」という歌の歌詞は、「夏も近づく八十八夜 野にも山にも若葉が茂るぅ・・・・♪」
という始まりですが、これはつまりですね、こうです。

「立春から数えて88日目には夏も近い感じになってきて
野山に新緑がもりもり元気に育ってくる。。。」という感じになり
新月から88日目には茶摘みをする、ということになります。
この八十八夜には、様々な植物、農産物の新芽が出て成長する時期で、
農業の大切な節目にあたるんだよーと教えてくれています。
農事暦、海洋暦といった「太陰太陽暦」である旧暦の方が
季節感と合っているのがとてもわかりやすい例ですね!





その他には、入梅(にゅうばい)。
これは6月11日頃で、ちょうど梅の実が熟するころに梅雨に入る時期の目安です。

そして、二百十日は9月1日ごろとなり
立春から数えて210日目で暴風雨(台風)がやってくる日の目安とされ
二百二十日は9月10日ごろで、やはりこれも立春から数えて、220日目が、
だいたい天候が悪くなり、暴風雨(台風)がやってくる日の目安とされていました。

つい先日の12月22日は1年のうちで昼間が最も短い日である「冬至(とうじ)」でした。
1年で1番寒い日であると同時に、この日を境に日照時間が長くなるので、
生命力が復活し再生が始まる節日とされ、お祝いをしました。





このお祝いは、日本だけでなく世界でも重要とされており、実はクリスマスは
冬至の生命力の復活を願う冬至祭と、イエスの復活願望とが一体となったのが
「クリスマス!!」となったのでした。





そしてお月さま。。。
満月には顔がむくみがちになったり、新月には足がむくんだりします。
カラダのリズムも月と深い関係があるのがわかります。
生命もそうですね!赤ちゃんの誕生である出産も、満月と新月に多いと言われています。





このように、旧暦である「太陽太陰暦」は、ご先祖の智慧そのもので、
私達の生活に密着したものを立春から日数を数えるため、
季節も生活もしっくりくる。というものがとてもたくさんあります。

でも、月が地球を一周する周期と、太陽が地球をぐるっと周る周期にも
ズレが生じるじゃないか??と思われるかもしれませんが、そこで!!閏年なのです。
地球が太陽を一周するのにかかる365日と、
月が地球を一周するのにかかる354日。。。この11日のズレを
ご先祖さまは、閏年で調整されたのですねぇ~

健康は、毎日の生活リズムや自然環境と深く関わっている為、
和暦である「太陽太陰暦」を元にした暮らしは、植物のサイクルや花の開花時期、
衣替えなどの生活習慣、それぞれの地域に根差した季節の野菜の旬など
人が自然に沿った生き方で健康的な日々の生活の元にもなります。

最近ではスマホの暦アプリなどで、「太陰太陽暦」も記載されているものがあり
カレンダーでも、1年を24分割にした二十四節気、
そして「太陰太陽暦」が記載されたものが販売されています。
気軽に和暦に触れられるようになっています♪

私達は自然に生かされていると言っても過言ではなく
日々の健康維持、生活のリズムの安定、
さらには万物の命を育む太陽と月によって生まれる、農産物の恵みを元にして日々の生活を営んでいます。





この、自然と共にある私達の生活は、和暦である「太陰太陽暦」がぴったり&しっくりく
ることから、太陽暦の新暦だけでなく、和暦の「太陰太陽暦」もあわせて日々の生活に活
かしたいですね!より生活のリズムが整い、より健康的な暮らしに繋がります。

太陽暦の新暦でも、例えば、お正月の1月1日を約34日程度ズラずらして
立春を元旦とすれば、旧暦と新暦のズレはなくなります。
季節の始まりは春となって、1年の始まりはが春正月として、
人々の暮らしと営みに、日本古来からの伝統の智恵が現代に蘇ることに繋がります(^∇^)

心豊かに、健康な日々を過ごすためにも
日本古来からの祖先の智慧である和暦(太陽太陰暦)は
最高の健康法といっても良いかもしれません。

令和2年は、皆さまの健康を守る「スポゲル」、
そして、和暦の記載があるカレンダーで過ごしてみて下さい!!

今年もスポゲルを大変ご愛顧いただき、そしてご愛用者さまには多大な応援をいただき
スタッフ一同、心から感謝しています。本当にありがとうございます。
また来年も、どうぞよろしくお願いします m(_ _)m

皆さま!どうぞ良いお年を。